ヒルベルトの23問からOpenAIの722本へ 数学の問いを立てるのは誰か
1900年にヒルベルトが並べた23の問題から、2026年にOpenAIが公開した722本の原稿まで、数学の進路を決めてきた「問題のリスト」を誰が書くのかを問う、特集「OpenAIの722本を読む」の序章。
FEATURE — 特集
数学の百年を動かしてきたのは、答えより問題のリストだった。722本は、AIの性能を測る試験として出された約4,000問への答案である。答えの洪水の陰で問われているのは、次の百年の問いを誰が立てるのかだ。
1900年にヒルベルトが並べた23の問題から、2026年にOpenAIが公開した722本の原稿まで、数学の進路を決めてきた「問題のリスト」を誰が書くのかを問う、特集「OpenAIの722本を読む」の序章。
2026年10月7日の朝、「OpenAI、社内AIがリーマン予想の関連難問を証明と主張」という見出しが並びました。
2026年10月7日の朝、OpenAIが公開した722本の数学原稿の一覧に、「ガウス素数の堀(Gaussian moat)予想を証明した」という一行がありました。
1944年7月、ハンガリーの首都ブダペスト近郊のレンガ工場。
2026年10月7日の朝(日本時間)、OpenAIがGitHubに一挙公開した722本の数学論文の中に、日本人の名前を冠した問題がありました。
2025年10月、「GPT-5がエルデシュの未解決問題を10問解いた」という投稿がSNSを駆け巡り、ほどなく大半が削除されました。
「他のミレニアム問題(ホッジ予想)まで、OpenAIが解きそう(解いた?)という怪情報が流れてます」。2026年9月10日、AI研究者の今井翔太氏はX(旧Twitter)にこう投稿しました。
2026年10月7日の朝、ニュースサイトに「OpenAI、社内AIがリーマン予想の関連難問を証明と主張」という見出しが並びました。
10月7日の朝、「OpenAI、ホッジ予想を証明」という見出しを見て記事を開き、「虚数乗法をもつ複素アーベル多様体」という一行で手が止まった方は多いはずです。
10月7日の朝、OpenAIが722本の数学原稿を公開したというニュースには、「リーマン予想の関連難問」といった見出しが並びました。